第1章 夢の始まり
それからは、3人と行動を共にすることにした。
「えぇっ!?亜理子って木野川財閥の令嬢だったの!?」
「「「しーっ!声大きいよ。」」」
「…ごめん。けど凄いね。」
「そうかな?私はあんまり仕事とかしてなかったからな~…。
1週間に5日ぐらいしかしなかったんだ。」
「それでも十分凄いよ…。」
「そう~…?」
そんなことを話しながら今回泊まる部屋に向かった。
「ねぇ、あの星可愛くない!?」
「「「可愛い~!」」」
「私たちの星、どんどん離れていっちゃうね。
どんどん…どんどん…」
喋っている凪沙の目には涙が溜まっていた。
「こらっ!泣くでないー!」