第1章 保健室
あたしはフラフラとまたベッドにへたれこんでしまった。
「…。」
頭がぼーっとする。
そして男はベッドに腰かけたあたしを勢いよく押し倒した。
でも、あたしは何も抵抗しなかった。
「もしかして初めてか?」
少し笑いながら男は聞いた。
「やったことないです…。」
自分でも変な返事をしてしまった。
その瞬間、口を塞がれた。
「…っうっぐ…」
息が出来ない、頭が痛い、…。
気がついたらベッドには男がいた形跡。乱れたシーツ。
眠ってしまった…。
男は保健室にいない。
あたしなにされたんだろ。