第3章 隣の席
バシャバシャッ
あたしは給食の時間が終わったらすぐに女子トイレのなかの手洗い場で口をすすいだ。
「ハーァ…」
ごめんよ…りゅう…
好きでもない男子の牛乳を飲んでしまったあたしももちろんついてないけど、
好きでもない女子に牛乳を飲まれたりゅうもそうとうついてないと思う…。
あーもう!なんで牛乳飲む前に確認しなかったんだよーーー!
髪の毛をわしゃわしゃと荒くとかした。
「あー大倉さんじゃん!」
「海崎さん…。」
少し笑いながら海崎さんが入ってきた。
「牛乳…そんな気にしなくていいんじゃない?りゅうも気にしてなかったし!笑」
「でも、やっぱりゅうもイヤでしょー…」
「いや、そうでもなかったよ!」
えっ?
「どうゆう意味!?」
「あ やっぱなんでもないやー!笑」
海崎さんはハハハッと笑ってトイレを足早に出ていってしまった。