第2章 帰り道
「あーぁ、もうすぐテストだねー」
「留衣は余裕でしょ…笑」
同じクラスの留衣と喋りながら考えた。
テスト期間だから早く帰るからチャリ王子と会えなくなるかー…
「智穂。最近雛子となんかあったの?」
「えっ?」
「いやー最近智穂一人で帰ってない?」
「いや、それは最近雛子と予定が合わなくて…」
「あ そうだったんだ」
周りからみればそうゆうふうに思われてるの…?
だったらやめよう。
せめてテスト期間だけでも雛子と帰ろう…。
そして放課後。
「雛子ー!いっしょに帰ろうっ」
「うん!なんか久しぶりだね~」
雛子のキラキラとした笑顔を見るとただすれ違っただけの人をみるためになにをしてたんだろう。と思った。