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【刀剣乱舞】ふたつの本丸

第17章 函館


食事を済ませ食器を片した後、今日の予定をたてるめ再び全員で広間に集まった。

「えっと、今日の近侍は、さっき話してた通り乱ちゃんです。」

乱「やった〜。主さん、今日はずっと一緒だね。」

乱は嬉しそうに言うと七葉に抱きつく。

加州「はいはい。近侍だからって主に好きに触って良いわけじゃないから。」

加州に引き剥がされ乱は不満そうに声をあげた。

乱「何さ、自分は主さんと、あ〜んな事やそ〜んな事までしておいて。」

「!!!」

いっいったい何の!?いや、どれのことでしょう、、

五虎退「?」

動揺している七葉に、さっぱり話がわからない五虎退が不思議そうな顔をする。

加州「誤解を招くような言い方するなよ。別に買い物行って、主の時代の爪紅してもらっただけじゃん。」

乱「だけって、ボクも主さんとお買い物デートしたかった。」

何だ、それか。とホッとしていると隣でこっそり薬研が話しかけてきた。

薬研「何だ大将、他にも何かあったのか?」

「なっ!?」

ビックリして固まっていると乱の話の矛先がこっちにやってくる。

乱「って、主さんちゃんと聞いてる?」

「あっ、うん。乱ちゃんとも今度ね。」

乱「ホント?やったぁ。」

何とか乱をなだめた所で予定の続きに戻る。

「で、内番は加州と五虎ちゃんが畑系。乱ちゃんと薬研が動物系で。」

加州「了解。」

五虎「はい、がんばります。」

乱「牛も可愛いよね、大きさの割りに。」

薬研「牛っ!?」

うわ、薬研の驚いた顔はじめて見たかも。
やっぱりそうゆう反応になるよね(笑)

七葉は、やっと薬研の短刀らしいところをみれたなぁと微笑ましく思いながらこの本丸の動物達の説明をした。

薬研「それじゃ、後は出陣か?」

ひとしきり説明が終わった所で、最後に薬研の口から出陣の話題が出た。

加州「あぁ。」

七葉はその言葉に思わず息をつめる。
確かにそろそろ出陣しないとだろう。
鍛刀には資源が当然必要だし、時間遡行軍を野放しにしておくわけにもいかない。
しかし七葉は、初陣での血に染まった加州が頭からはなれず中々部隊を組む事が出来なかった。
みるみる顔色を悪くして苦しそうにする七葉に薬研は思わず声をかける。
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