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【刀剣乱舞】ふたつの本丸

第2章 初期刀


加州「それに何もずっと本丸にいなきゃいけないって訳じゃないから帰ろうと思えば現実に戻ったりまたこっちに来たりもできるし!」

加州の発言に耳を疑う。

「え?本当?こうゆうのってゲームに入る代わりに現実で行方不明とかそもそも存在しない事になるんだと思ってた。もしかしてアレ?時の流れが違ってこっちにいる間の1日はあっちの世界の数秒とか?」

だとしたいいな~♭そしたら遊び放題だぞ。なんて、なんか急に楽しくなってきた。

加州「いや、普通に時間は過ぎるけど、、」

期待に胸を膨らませて聞いてみたが、何を馬鹿な事をといった感じにその夢は即座に切り捨てられる。

「そっ、そうなんだ、、」

まだまだこの世界のルールがわからない。

加州「もちろんずっとこっちに居てくれた方が嬉しいは嬉しいけどさ、実際そうゆうわけにもいかないでしょ?」

「うん」

加州「本当は黙っててずっとこっちにいてもらいたかったけどあの様子だと主泣いちゃいそうだったし、、ごめん直ぐに説明しなくて、、」

加州は申し訳無さそうに下を向く。
あっ、さっきの気にしてくれてたんだ。
優しいなぁ。そう思うと何だか急に加州が可愛く思えてくる。

「気にしないで、今ちゃんと説明してくれたんだから問題ないよ。私こそごめんね早とちりして、、」

七葉はさっき加州がしてくれたようにうつむいた加州の頭を撫でてそれからギュ~ッと抱きしめる。

加州「あっ主ッ!!」

さっきまで落ち込んでいた加州はバッと飛び起き真っ赤な顔で七葉をみる。

「あっ!ごめん、可愛かったからつい、、嫌だった?」

慌てて離して聞いてみる。嫌なら自嘲せねば、、


加州「嫌じゃないけど、、俺打刀だよ?短刀達ならまだしもあんまり無防備なのは困る。」

そこまで言われてやっと気づいた。
そうだ、私寝ようとしてたからお風呂上がりの薄着のままでしかもブラも、、、

「あッわッ~イャあぁぁ~」

途端に恥ずかしくなりついつい叫ぶ。

加州「もう、しょうがないなぁ~今着替え持ってくるからちょっと待ってて」

そんな慌ててふためく七葉を横目に加州は主に着せるための着替えをとりに行くのであった。






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