第2章 初期刀
意識を取り戻すと、見知らぬ部屋の布団に寝かされていた。
「ここ、、どこ、、?」
思わず呟くと、いきなり黒髪赤目の美少年が覗きこんでくる。
?「あっ!主起きた~!」
「へ!?あっ、いったぁ~、、」
ビックリして飛び起きるとそのまま美少年のおでこに頭突きをしてしまい寝ていた布団へとた折れ込む。
?「もうっ!いきなり起き上がっちゃダメじゃん主!」
美少年はおでこを擦りながら涙目でこちらを見つめ話しかけてきた。
よく見るとなんだかすっご~くよく知ってる子のような?
「もしかして、、加州清光?」
思いついた名前を言ってみる。
半信半疑だけど見れば見るほどどう見ても内番の格好の加州だ。
加州「うんwあっそっか!まだアレやってなかったっけ?」
加州は返事をすると何か思い出したように部屋からいそいそと出て行ってしまった。
「へ?アレ?」
とりあえず体を起こし出ていった襖を眺め疑問に思いながら待つこと数分、、、
突然開いた襖から桜吹雪が舞ってくる。
加州「俺、加州清光。川の下の子、河原の子ってね。扱いにくいが性能はピカイチ、いつでも使いこなせて可愛がってくれて、あと着飾ってくれる人大募集してるよ」
わざわざ戦闘服に着替えてもどってきた加州は登場台詞をきっちり言うときまった!とどや顔でこっちを見つめている。
「え、、え~っと、、」
期待の眼差しに何とか答えたらいい困っていると
加州「あぁ~もしかしてこっち?」
と更に台詞を続けていく。
加州「俺扱いにくいんだよねぇ~だぁかぁら、上手く扱ってね!」
もう1つの台詞をきめてきた~。
「あっうん、今すっごく扱いに困ってる。」
何て言おうか迷ったけど何も思いつかず思わず本音を口にしてしまった。
加州「ちょっと~、せっかく主がコレ見たいんだと思って準備したのに、やりぞんだよ~。」
まさかの反応に不満げに頬をふくらます加州。
「ごめん、ごめん!可愛いけどいきなりでビックリしちゃって」
素直に謝ると可愛いの言葉に満足したらしく加州はニコニコしながら隣に座ってきた。
加州「という訳で、七葉は今日からこの本丸の主に決まったよ!おめでとう!あっ、ちなみに初期刀は俺ね♭」
ふってわいた話に一瞬頭がポカーンとなる。
「待って待って!という訳でって意味がわからないからね。全然わからないから!」