第2章 初期刀
「ふぅ~」
家についてから、LINEの引継ぎやら会員になってたサイトのチェックやら使ってたアプリのダウンロードやら帰ってきたスマホの機能を以前と同じスペックにするため、色々としているうちにもうだいぶ時間がたってしまった。
「ヤッベッ!もうこんな時間!お腹すいたぁ~早くお風呂も入って寝ないと!」
時計を見るともう21時を少し過ぎたところ。
今からご飯は太るけどお腹がすいてると寝れないし、ササッとシャワーして適当に釜のご飯をおにぎりにして部屋にもどる。
炬燵に足を突っ込んで、ぬくぬくとしながらおにぎりをほうばり、置きっぱなしにしていたスマホを手にして、食べ終わるまでちょっとだけ~と思いながら刀剣乱舞のアプリをタップする。
ところが白い画面にDMM GAMESと表示され細かな文字の注意事項がうつったと思ったらそこから待てどくらせゲームオープニングも流れず当然トップページも表示されない。
「ん?あれ?おかしいな?電波悪い?」
とりあえずスマホをふって画面を見てもやっぱり真っ暗で、今度はタップの仕方が悪かったのかなと人差し指でポンポンと5回ほどつついてみるもやっぱりなにも変わらない。
あまりに反応しないスマホにだんだんと面倒になり、「もう!」と今度は4本の指でタップした時に事件は起きた。
今までの指をはじき返してきていた画面が突然ぐにゃっとなり、右手が画面の中にもぐり込む。
「へ!?えっ!?」
まさかの事態におどいて声をあげると、今度は中で手首をつかまれグイッと腕まで引っ張られた。
「いや~~~~~」
叫び声もむなしくそのままスマートフォンの中にダイブ。
まさかの出来事に七葉はそのまま意識を手放すのであった。
?「お帰り、、主」