第34章 宇都宮出陣と審神者制度
「審神者、公務員なんだ。」
七葉はこんのすけの言葉に一瞬驚いたものの、言われてみれば審神者は政府の命令で動いているし、そうゆう位置付けになるのも納得できる。
こんのすけ「はい。ですが、先ほど少しお話しましたが、現在、我々の時代では審神者様となりうる人材が不足しています。その為時の政府はこの事態の対策として、過去に遡り歴史を変えないよう審神者様となりうる人材を探す法案を可決しました。それが、主様の時代での刀剣乱舞計画のオンラインゲームやアプリです。」
衝撃の発言に、今度は七葉も動揺する。
「なっ!?まっ、今の時代に違和感は無いけども?!」
ネット社会なこのご時世、PCやスマホを持っていれば、ゲームの1つや2つプレイしているだろう。
それに、数多に存在するゲームにそういった意図の物が紛れ込んでいたとしても、まぁまず気付かない。
だが、自分が単なるゲームだと思っていた物が、まさか未来での戦力探しだったとは、さすがにビックリだ。
驚く七葉をよそに、こんのすけは話を続ける。
こんのすけ「ですが、表向きゲームと言う形をとった為、画面上の戦力としての審神者様は飛躍的に増えたものの、実際本丸内部に行ける審神者様は限りなくゼロに近く、主様の時代の審神者様への一般認識も、ゲームのプレイヤーとなっているのが現状です。」
乱「まぁ、それはそうだよねぇ。そんなに簡単に審神者が見つかるなら苦労は無いだろうし。」
乱の言葉に、こんのすけが頷く。
こんのすけ「えぇ。ですので、本来審神者様となられた方が本丸に長期滞在されたとしても、それは我々の時代では単なる仕事上の出張です。しかし、一般的に審神者様が仕事として認められていない主様の時代では、主様が戻られない場合行方不明事件となり、最悪歴史が変わってしまう恐れもあります。」
「え?歴史が変わるほどの事?」
確かに、人が突然消えたら神隠し事件くらいにはなるだろうが、一般人が1人居なくなっても大きな歴史の流れからしたら誤差の範囲では無いのだろうか?
七葉が不思議に思っていると、加州が大袈裟に言う。
加州「主は、自己評価がなってないよ。政府が時を遡ってまで探してた、本丸で活動できる力のある審神者だよ?今は一般人でも、この先の歴史に何らかの影響を与えたりするのかもしれないでしょ?」
