第34章 宇都宮出陣と審神者制度
加州「主、そうなの?」
「うん。加州、今まで打刀1人だったから、ずっと出陣してたでしょ?乱ちゃんも、来てからずっと出陣してるし。だから今回は2人に残ってもらおうかなって。」
七葉の言葉に、2人は一瞬驚いたような表情をするが、すぐにその表情は柔らかな笑みに変わる。
加州「、、、そっか。」
加州が、何かを噛み締めるように下を向いて微笑むと、ふわりと桜が舞った。
乱「ふふふっ♪主さん、そんなにボクらのこと考えてくれてたなんて!そうゆうことならボク、今回はお休みして、主さんと乱れる事にするねっ!」
乱は嬉しそうにそう言うと、そのまま七葉に後ろから抱き付く。
「わっ、待って!乱ちゃん!そんなにくっついたらくすぐったいよ!」
加州「あ~ずるい!俺も~!」
七葉の声に、加州も乱入する。
愛染「なぁ、あれ、誰か止めなくて良いのか?」
愛染が言うと、薬研は苦笑しつつ答える。
薬研「良いんじゃねぇか?あいつら楽しそうだし。」
五虎退「はい、2人とも幸せそう、です。」
その言葉に五虎退が同意して笑うと、お付きのキツネがしみじみと呟く。
お付きのキツネ「何と言うか、この本丸は平和、でございますねぇ。」
本体「、、、そうだね。」
すると、鯰尾が空気を切り替えるように、元気良く言う。
鯰尾「それじゃ、俺達は各自出陣準備に行きますか!」
薬研「あぁ、支度が終わる頃には、あいつらも落ち着くだろう。」
こうして、出陣が決まったメンバーは、そのまま小広間を後にした。
七葉が気がついた時には、加州と乱以外小広間からいなくなっていた。
恐らく、出陣の準備に行ってしまったのだろう。
「ほら、加州、乱ちゃん、そろそろ離れてくれないと。」
七葉が言うと、加州は乱の方をちらっと見て言う。
加州「乱が離れたら、離れるよ。」
すると乱は、不満げに答える。
乱「え〜、ボクもうちょっと主さんとくっついてたいな!」
「いやいや、皆を送り出しに玄関行かないとでしょ!」
七葉が言うと、加州が何か思い付いたように言う。
加州「それじゃさ!」