第28章 会津
そんな話をしていると、他のみんなも着替え終わり集まって来たようなので、愛染と一緒に玄関に向かう。
「会津は初めてのマップだから、気を抜かないように!怪我したら戻るんだよ。」
加州「大丈夫だよ!もう、主は心配性だなぁ。」
「誰のせいかな?」
そんなやり取りをしながら出陣部隊を送りだし、戻って来た五虎退と畑に向かう。
霜月も終わりに差し掛かる現実の気候とは違い、穏やかな気候の本丸の畑には本当にいろいろな野菜が実っていた。
「あっ、このナス美味しそう!味噌ナス、麻婆ナスもいいな。」
七葉はそんなことを言ってナスにてを伸ばし、ヘタのトゲを触ってしまい慌てて指を引っ込める。
「痛ッ」
五虎退「主さま!だ、大丈夫、ですか?」
その声に、少し離れた所に居た五虎退が駆け寄って来た。
「大丈夫、大丈夫。食い意地はっててちょと、トゲあるの忘れてた。」
ヒラヒラとてを降って見せると、五虎退はホッと胸を撫で下ろし軍手を差し出す。
五虎退「主さま、ちゃんと、軍手、してください。」
「ふふふっ」
さっきまで泣いていた子にお世話をされて、思わず笑ってしまった。
ナスと枝豆を収穫し、小ネギを摘んで五虎退に厨に運んでもらい、鳥小屋に寄って玉子をもらう。
本丸の裏手から厨に入ると、五虎退が竈の用意をして待っていた。
お昼の麻婆ナスと玉子スープができた頃、会津に出陣した4人が帰ってきた。
出陣部隊が心配で、配膳を申し出てくれた五虎退に甘え先に玄関に向かうと、みんな特に怪我もないようで、元気な姿で談笑していた。
「お帰り。どうだった?」
七葉が問いかけると、一番近くに居た薬研が靴を脱ぎながら返事をする。
薬研「特に、問題は無いな。」
次いで加州が明るい声で答えた。
加州「うんうん、楽勝~って感じ!」
愛染「拍子抜けだよなぁー。」
乱「敵も、函館と差ほど変わらなかったしね。」
愛染がぼやくように言うと、乱も同意して言う。
本丸にあがり戦闘服を軽くといた頃、五虎退がやって来た。
五虎退「主さま。ご飯、運び、終わりました。」
「五虎ちゃん、ありがとう。1人で運ばせてごめんね。」
五虎退「いえ、、その、、役に、立てました。」
えへへっと笑った五虎退が可愛くて、思わず頭を撫でる。