第3章 本丸内探検
加州「育てた野菜を厨に運ぶって事は同然料理もするんでしょ?」
「うん、まぁ一通りは、、でも炊飯器とかIHは、、ない?よね。」
確かに料理はできる。できるんだが釜戸でかぁ、、
悩ましい。
加州「炊飯器?IH?は、よく解らないけど料理できるって事だよね、、やった!俺、主が作った料理が食べたい!」
手料理、手料理~とはしゃぐ加州。
こんのすけ「厨は当番制ですよ。主様のお手を煩わせるなどもってのほかです。」
加州「え~、自分だってさっき畑仕事手伝わせる気満々だったじゃん!」
こんのすけ「うっ、それは、、」
二人の楽しそうな会話に悩みつつも1つだけ気になっていた事を聞いた。
「ねぇ二人とも、この本丸に電気は、、、」
加州「?」
こんのすけ「?」
「通ってないですね。」
二人の無言の返事に早々に電気がない事を理解した。
そっかぁ~電気無しかぁ、、
ちょっと落ち込むとさっきまで言い争いをしていた二人が心配して声をかけてくれる。
こんのすけ「電気、なるものがどのような物がわかりませんが主様が必要とあらばこのこんのすけ海であろうと山であろうと何としてでも!」
加州「電気、とかそんなヤツ居なくたって主には俺がいるじゃん。」
「ふふふっ、、ははぁ、、」
二人の的はずれな励ましに思わず笑ってしまう。
加州「もう、刀が真剣に相手してるのに」
こんのすけ「まぁまぁ、良いではないですか。主様が笑ってくれたのですから。」
膨れる加州に宥めるのこんのすけ。
二人とも優しいなぁ。
「ありがとう。励ましてくれたんだもんね!大丈夫。電気は、そうだなぁ~炎みたいに明かりになったり暖がとれたり調理ができたりするんだけど無くてもなんとかなるから!たまには良いよね、スローライフ!」
気を取り直して次に進む。
~風呂~
こんのすけ「こちらが本丸の癒し、源泉かけ流しの温泉大露天風呂でございます。」
「わ~、温泉あるのこの本丸!」
さっきまでの落ち込んだ気分はどこへやら。
広々とした洗い場に和風の綺麗なお庭、大きな岩風呂にテンションが上がる。
「すごい!お風呂大好きなんだよね~♭」
こんのすけ「ちなみにこちらに蒸し風呂のご用意もございますよ。」
こんのすけが前足で指した方を見ると、小さなお風呂(恐らく水風呂)と木製の小屋から白色蒸気が上がっている。
