第2章 兄妹愛
『やだ…兄さん…っ
ごめんなさい…。』
兄さんは私の耳に唇を寄せて
ちゅ…と口付けし囁いた。
体が反応する…兄の声に…。
『おしっこ我慢する…?
それとも僕の飲むの苦手だから
美味しくなるまで飲み続ける?』
どれもこれも私が嫌いな事ばかり
兄妹がしていい事じゃないのに。
兄は自ら進んでやろうとする。
ここに両親がいればと思うけど
ここには私達二人しか住んでない。
母は幼い頃に亡くなり
父は仕事ばかりの人でホテル住まい
父は何回か連絡を取っているけど。
『ねぇ、何がいい?』
『やだ…ぁ、兄さ…っ』
『うるさ…。』
ちゅ…と、深く口付けをした。
ねっとりした舌が私の舌を
絡みとり強く吸い付いてくる。
ちゅ…くちゅ…と音を立て
兄の口付けは止まらない。
ぬる…と舌が私の口内を犯し
時折、唾液を流し込まれる。
喉を鳴らしてごく…と
飲み込めば兄は嬉しそうに微笑む
『いい子…。』
そう呟いてまた舌を絡める。
念入りに舐め上げる
兄の舌に翻弄され胸が熱くなる
苦しくなって涙も溢れてくる
『んっ…ぅ…。』
『ほら、舌出して。』
『兄さ…ん…ぅ…。』
くちゅ…くちゅ…と響きながら
兄は胸を触り始めた。
『ひ…ぁ…っ』
形が変わるほど胸を揉み
私の反応を楽しむように
強弱をつけてきた。
『兄さ…ぁ…っぁ、』
『いい反応…胸好きだもんなぁ?』
ぐに…と力がこもり
痛みがはしって涙が零れる。
『いっ…ぁ…』
『でもさ、これお仕置き…
感じてるばっかじゃダメだろ?』
『ひぅ、…。』
ぐに…ぐに…と乱暴に揉まれる。
痛くて怖くて涙が止まらない。
『んん…っ』
『ずーっと…閉じ込められたら
こんな風にされずに済むのにな』
『がっ…こう行き…たぃっ』
『そっかぁ…んじゃ、』
ぎゅ…と力が入る。
『仕方ないよな。』
低く囁かれた声は耳元で聞こえ
兄の髪が触れた瞬間。
ガリッ…と
首筋に強い痛みがはしった。
『い゙…っ…。』
歯が突き立てられて
兄の吐息が直に聞こえる。
ゆっくり離した兄は
ぺろ…と舐め上げる。
ヒリヒリとした痛みは
まるで…戒めのようだった…。