第2章 恋が芽生える時
コチラに小走りしてくる、ケッッッバイ女。
スタイルは、まぁまぁいい方なのだろう。顔も可愛い方に入る。しかし、頭が軽そうな女のだなぁ。と、すみれは思う。
頭が軽そうな女は、そのままベルに抱きついてキスをした。
「え?」
聖羅は、思わず目を見開いた。。。
「うわぁ…やめてくださいよ。人前で…」
「ふぅー!ベルと会うの久しぶりだから、つい♡」
失礼しましたぁー!と、ベルの腕をガシッと掴む女。
「シッシッシ…あかね、相変わらず大胆だな」
「ベルにだ、け、よ♡」
そんな2人をみて、聖羅は精一杯の笑顔を作った。
「お似合いのおふたりですわ!」
ホントは、今すぐに泣き出したい思いを彼女は、必死に耐えた。そんな、彼女を見てフランは手を握って引っ張り聖羅にキスをした。
その後に、ベーっと舌を出す。聖羅には、一体何が起きたのか分からなかった。
「ミーたちも、ラブラブなんで。スクアーロ隊長、ミーたち少し抜けても良いですか?」
「勝手にしろ。俺たちも、抜けるからな」
「行ってらっしゃい」
「お前もだッッッ」
え?なんで?と、尋ねる前に手を掴まれスタスタとネズミーランド急の人混みに入って行く。