第2章 恋が芽生える時
〜ダイニングルーム〜
すみれと聖羅が、戻ってくるとなにやら騒がしい。2人は、思わず顔を見合わせて中に入る。
「なに?なんかあった?」
そう、 すみれが尋ねた。スクアーロは、真剣な表情が、いつもの倍は、険しかった。。。
「 すみれ、着替えるぞ」
「え?ココで?」
良いけど…。と、ワイシャツのボタンを一つ外す。
「ゔぁぁぁぁあい!!/////そういう、意味じゃねぇー!!!」
「じゃあ、なによ」
ハラハラとしているスクアーロをよそに、ルッスーリアが手紙を一枚彼女に渡した。
「なぁにこれ?」
「パーティーの招待状??」
小柄な聖羅は、若干背伸びをしながらなんとか手紙を読む。足が、プルプルと震えているのは秘密だ。。。
「誰から…って!ミルフィオーレファミリー?!」
「え!?」
すみれの言葉に、聖羅も驚く。
「コレは、宣戦布告てやつだな」
「もう、スクアーロ!ココに、休戦、無礼講だって書いてあるじゃない」
後ろから、ルッスーリアが口を挟む。
「でも、コレ参加のチケット…5枚じゃん?」
「そうなのよ!ボスは、行かないとか言ってるわん。どうするのん?スクアーロ」
「ココは、妥当にスクアーロ隊長と、ミーと、聖羅と、すみれさんじゃないですかねぇ?」
「なんで、お前なんだよ!」
ここは、王子である俺だろ!と、付け足してフランの、頭を殴る。
「えー?先輩も、来たいんですか?相手は、誰ですか?あー、ルス先輩とか?」
「お前、燃やす」
「あらん!ベルちゃんたら、私じゃ不足なの?!」
「うるせぇ!不足だらけだっつーの!」
ガヤガヤと、うるさくなってきた。すみれは、思わず耳を塞ぐ。
「ゔぁぁぁぁあい!!!!うるせーぞ!カス共!!!」
耳がキーンと、なるほどの大きな声で周りを黙らすスクアーロ。すみれは、思わず耳を塞いでいて良かったと、思うのだ。
「メンバーは、俺が決める。ベル、フラン、聖羅、すみれ、俺だ」
「ちょっと!スクアーロ!それじゃあ、人ら足りないわ?」
「ベル、てめぇ女の1人や2人なんとかなるだろ」
「おまかせ♪シッシッシ」