第2章 恋が芽生える時
〜聖羅の部屋〜
「で、わたくしに何か言うことがありますわよね」
ふかふか、絨毯の上に正座をさせられ聖羅は、1人ベッドに腰掛けて、すみれ を見下ろす。
「武器の新調なら、今からやるわよ」
「そんなことを言ってるんじゃないんですの!!!」
「声が大きいよ」
耳痛い。と、耳を摩る。聖羅は、一度落ち着く為に、深呼吸をしてニコリと、微笑む。
「しましたの?」
「?なにを?」
「そんなの決まってますわよ!!」
「ああ、エッチ?」
「そんなハッキリと、言わないでくださります?!/////」
なんだか、コチラが恥ずかしくなってきた聖羅。
「そうねぇ…恋のABCで言うと…Bかしら?」
「Bッ?!!」
恋のABCが、分からない方は誰かに聞いてみましょう。
聖羅は、そのまま後ろに倒れる。
「ズルイですわ…わたくしだってまだベルさまと…シたことありませんのよ?」
「ズルイて、ただ添い寝してもらってただけよ?キスは、するけど」
「添い寝だけでも、とても羨ましいことですわ」
はぁー。と、ため息をついてからすみれは、聖羅の隣に腰を下ろした。
「なんかあったの?」
「ベルさまが…」
「ベル様が?」
「最近、変ですの…。。。よそよそしいですの、私もベルさまとその…イチャイチャしたい…」
涙声の、聖羅を見てよしよしと頭を撫でてやるすみれ。。。
「イチャイチャ…ねぇ…」
「どうやったら、できますの?!」
突然、起き上がりすみれの肩を掴む。。。
「そうねぇ…勇気だして、話してみたら?」
すみれの言葉に軽く頷く。
「よし!頑張りますわ!!」