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イケメン戦国★センチメンタルLOVE

第22章 立待月に焦がれて(政宗)


そして、約束の日。


「できたね!」

『はい!できましたね!』

少しだけ不恰好になってしまったものの、愛は一切手を出さず
最初から最後まで全て小夏が作りきったずんだ餅が完成した。

「じゃあお重に詰めようか」

一つ一つ丁寧に小夏が餅を詰めていく。
日吉だけへ差し入れとはいかないので、部隊のみんなの分を沢山詰め込んだ。

「こなっちゃん。日吉君が見張り部隊に行く事、黙っててごめんね?」

お餅を詰め込む小夏に向かって愛が話しかける。

『え…どうして謝るんですか?』

「こなっちゃんが日吉君に思いを寄せてる事知ってたから…」

改めてそう言われると、小夏は恥ずかしそうに俯いてしまう。

『とっくにバレてたんですね…でも、片想いですから…』

そういいながら、お重は完成していく。

「落ち込むんじゃないかと思って、言えなかったの。あそこがどう言うところか知ったら
こなっちゃんが不安になってしまうだろうと思って」

申し訳なさそうに言う愛に小夏は笑顔を向ける。

『いいんです、だってこうやって私に付き合って下さったじゃないですか。
愛様が誘ってくださった時、バレてるんだなって思ったけど、
私も日吉さんに何かしたいって想いが強かったので…嬉しかったですから!』

「きっと日吉君、凄く喜ぶと思うよ!」
(だって日吉君もこなっちゃんの事…)

『そうだと…いいんですけどね。皆さんにも食べていただきたいですし』
そういいながら、小夏がはにかむ。


お重を風呂敷に包み、準備が整うと、

「じゃあ出かけようか」

『はい、よろしくお願いします』

そう言って二人は連れ立って屋敷を後にした。
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