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イケメン戦国★センチメンタルLOVE

第16章 織物のように(三成)


さっきまでのぼんやりとした顔は影を潜め、
頬を赤く染めて目を逸らしている三成に、心配になって声をかける。



『いけませんね…。こんな朝から…。
私はこんなにも欲深かったなんて…。止める事ができません』



自分自身と葛藤している三成の姿に、思わず手を伸ばす。



「三成くん、おはよう」

そう言うと、今度は愛から触れるだけの口づけをする。



「おはようの口づけ…」



『愛様…これでも必死に耐えているんですよ…』




「知ってる」



『…っ!』




「出かけるまでは、三成くんの時間だから…」



照れながらも三成を見上げながら言うと、
離れていた腕が一気に距離をなくした。



『愛様…。幸せで、死にそうです』



ぎゅっとキツく抱きしめられる。


「そしたら、何回でも蘇生するから…んんっ…」


全部言い終わらないうちに再び塞がれ、
全身を優しい手が翻弄する。



(お団子は…また後で…)

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