• テキストサイズ

イケメン戦国★センチメンタルLOVE

第15章 勝手な我儘(政宗)


夕餉が用意された部屋に入るなり、愛は感嘆の声をあげる。



「わぁ!何?今日何かのお祝い?!」


あまりのはしゃぎように、政宗は声を出して笑う。


『お前は本当に…。ほら、早く座れ』


政宗に促されて膳に着く。


『昨日はあんまり食えなかっただろ。
今日は腹がはちきれるほど食えよ?』



愛は両手を合わせて


「いただきます」


と、箸をとる。


一口、口に入れればキラキラと目を輝かせて


「美味しい!!」


と笑みを漏らす。


『そうかそうか。本当に作りがいがあるな。
俺は、お前がそうやって笑顔で食ってくれるのが一番嬉しいんだ。
ありがとな』


「なんで作ってくれた政宗がお礼するの?
…ってあれ?」


何かに気づき愛がコロコロと笑い出す。


『だから、今度は俺の番だって言ったろ?
ほら、まだまだあるからな。沢山食えよ』


そう言うと、満足げな表情で愛を見つめるのだった。
/ 773ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp