第79章 愛のカタチ
「もう少しあのままでも良かったんだけどなぁ?」
「いやいや、みっちゃんみたいな背の高いイケメンさんなんて滅多に居ないんだからね?目立ち過ぎ!」
僕の手を引き、つかつかと先を早足で行くちゃんの耳が赤い。そんなにどきどきしちゃったの?
この感じ久しぶりだよね、嬉しいな。
「なら、目立たない場所なら抱き締めて良いのかい?」
「なっっ!?」
引かれていた手を握り直して、少し先に見えていた階段へ連れて行く。待って待って!と焦るちゃんの肩を掴んで薄暗いそこの壁へ押し付けた。
「ちょ、光忠っ…!?」
「ふふ、つかまえた。」