• テキストサイズ

うちの本丸【刀剣乱舞】

第79章 愛のカタチ


はらわたが千切れる思いだろうに、澄ましちゃって…でも、諦めるって選択肢は無いんだ。

ごめんね、長谷部君。

居間へ向かう彼を暫く見詰めてから、ちゃんが車の鍵を指差して、どの子で行きたい?と聞いてくる。

「前に長谷部君が乗ったって言ってた小さい車が、ちゃんのなんだよね?ならその子が良いな。」

「了解、安全運転で行きますね。」

そう言うと、鍵を手に取り扉を開ける。

きっとまた彼の事を考えてるんだろうな。彼に対しての罪悪感かな?でも僕は最近、君のそんな悩まし気な顔も良いなって思っちゃってさ…良くないね。

にこり、と笑顔を作ったちゃんの手をぎゅっと握る。

「今日はよろしくね、僕の彼女さん。」
/ 1549ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp