第77章 幼心
「伽羅ちゃん、起きて。お外真っ暗よ?」
「………ん?」
目を冷ますと、床に寝転がっていて腕の中のが俺の服を引っ張っていた。
毛布…誰か掛けて行ったんだな。
大分眠っていた様だが、今の時間はどれくらいなんだ?
「、行くぞ。」
居間の扉を開けると、机にカレーと置き手紙があった。
「カレー、一緒に作れなかったねぇ。」
に、また今度な、と言って手紙を拾う。
〔伽羅ちゃんおはよう、二人とも良く寝てたから、僕達は先に済ませたよ。ちょっと一期さんとお話があるので、食べたらちゃんをお風呂へ入れてあげてくれ。何かあれば真ん中の部屋にいるからね。〕
時計を見れば、8時を指している。