第28章 寝惚眼
「ずお!ゃめっ‥ぁははっ!もぉ、ら私だって!」
「んなっ!?あはは、やめて下さいよ主さんっ!あははっ!ちょっ、どこ触ってんですかっ!」
可愛い笑い声に細い腕、動く度にさらさらと動く綺麗な黒髪、寝間着から見える白い胸元。
あー…これは長谷部さんや燭台切さん達が大切にしてるわけですよねぇ‥凄く魅力的だもん。両手首を握って布団に押し付ければ、主さんは呆気なく押し倒された。
はぁはぁと上下する胸から視線を上げると、思ってたよりも大きかった目に、不適に笑った俺が映った。
「ねぇ、こうやってお互いくすぐてるとさぁ…馬鹿、みたいじゃない?」