• テキストサイズ

うちの本丸【刀剣乱舞】

第19章 湯殿


「これは薔薇の花弁だねぇ!雅だねって、歌仙が喜びそう。薔薇の花弁って、みっちゃんや蜂須賀さんとかが…ふふ、だめだ、想像したら似合いすぎて笑える。」

「うん……そう、だね。」

くすくす笑うと、水面にふわふわと浮いていた花びらを手繰り寄せる。

うっすら赤くなった頬や肩、髪から首筋に垂れたお湯が光る。

手拭いを胸に留める桃色の指に、花びらを手繰る度に見える脇がお湯の波紋で歪んだ。

「あ、乱ちゃん、見て見て?こっちにもたくさんあるよ!」

後ろを向いたあるじさんの白い項と、思ってたよりも凄く小さな背中。その全部から目が離せない。

ねぇ、あるじさん、ボクどうしちゃったのかな?今、凄くドキドキしてるんだよ‥
/ 1549ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp