第91章 毒入りスープ
「「はぁ‥でもね、主!」」
「でも、じゃなくて浦島君を優先してあげよ?‥あ!そんなに言いたい事があるなら今度一緒にTRPGでPVPでもしたら良いじゃん。」
「PVPってのは、プレイヤー同士で戦うって事だろ?良いね、おまえ等、喧嘩はゲームの中だけにしろよ?」
目を丸くした蜂須賀が長曽祢を見る。だから今は仲良くしましょう?と言う主の言葉に、まだ納得はしていない様だが、思うところがあったんだろ。暫くしてから、ふっと笑う。
「「ふん、良いだろう。俺のサルトをお見舞してやる、本物の切れ味を見るがいい!」」
それに対して、俺は喧嘩しているつもりは無いんだが、と前置きをして長曽祢が返す。
「「悪くはないな。…窮鼠猫を噛むという言葉を知っているか?まぁ俺は弱者ではないがな。マーシャルアーツをお見舞してやろう。」」
はは、一件落着か?やる時には是非呼んでもらいたいもんだな。