第86章 来歴
「そんな事無いよ?」
「ですが…」
俯いている長谷部が上目遣いでこちらをチラッと見る。
へしかわっ!!
長谷部沼の審神者さん達、私はもうダメかもしれません。うちの長谷部がこんなにも可愛いんです、先に逝きます‥
「あー、これ!極短刀ちゃん達への贈り物で頭がいっぱいだったからそう感じたのかも。」
「極の…昨日薬研が言っていた物ですか?」
パワーストーンの説明が表示されたままの画面を指差す。嘘ついてる訳じゃないけど、少し罪悪感あるな‥
「それぞれ渡す子をイメージして選んだパワーストーンで、身に付けてもらえる様な物を作るつもりなんだ。」
納得した様に、こくこくと頷く長谷部に、続けてこれからの予定も伝える。