第13章 独占

好き…黒子君が私を…信じられない。いや、思い上がりかもしれない…



貴女「…ありがとう、私も貴方を騎士として迎えることができて嬉しいわ。」



黒子君は一瞬目を逸らし、数秒間目を閉じると真剣な顔で私を見つめた。



黒子「勘違いしてませんか…？そうじゃない、僕は…僕は貴女を1人の女性として好きなんです。そうじゃなかったら…こんなことしません。」



彼は私のワンピースを肩まで降ろし顔を埋めると何度も口づけを落とす。



貴女「あっ…」



だんだんとワンピースが脱がされていき私の肌が露わになる。身体を動かして抵抗してみるが黒子君に覆われている以上無意味な行動だ。



黒子「ずっと前から貴女の隣に居たくて…貴女を僕のものにしたくて…貴女を抱きたくて…何度も諦めようとしました、でも貴女を見るとやっぱりダメでした…」



貴女「黒子君！ダメっ…それ以上は…」



いつの間にか服を脱ぎ捨てていた黒子君は私の胸の突起を弄んでいた。



貴女「やっ！…ぁあっ」



黒子「クスッ、硬くなってきましたね…感じてくれているんですか？」



貴女「そんなっ…こと…ぁっ…聞かないで…」



黒子「そうですか…じゃあこれはどうですか？」



聞かなくても分かっているはずなのに…いつも通り優しい顔をしているのに行っている行為はいやらしい…



貴女「っあああっ！ やめっ！ダメっ！！」



黒子君の手が下に伸び、私の1番敏感なところを弄る。



黒子「すみません、やめれそうにありません。もっと…貴女の声が聞きたい。」



貴女「黒子…くんっ…！」



黒子「…姫」



ふと目があった黒子君は顔を赤らめ、切ない瞳で私を見つめる…そんな彼を放っておけなくなり、名を呼び続けた。



貴女「貴方も…苦しいのね…。私も苦しい…苦しくて苦しくて、どうにかなってしまいそうなの…」



するとその言葉が合図になったかのように遠くで雷の音が鳴り、雨が降ってくる…まるで私たちの切ない心を表しているように…



薄暗いこの部屋に2人見つめ合い、雨の音が響いた。