【黒子のバスケ】 囚われ王女と獣の城 【裏夢R18】
第12章 温熱
〜花宮side〜
兵士「あっ花宮さん!お疲れ様です。」
花宮「あぁ」
オレは赤司の手紙を渡しに隣国 桐皇へ行っていた。
そして今、赤司に報酬をもらうため帝国に戻っている。
帝国の廊下を歩いていると前から今吉が歩いてくる。
(チッ…めんどくせぇ奴に会っちまったぜ)
今吉「おぉ、花宮やないか!なんや久しぶりやなぁ〜」
花宮「…」
オレはコイツが気に食わねぇ…
いつもニコニコして人を惑わせ、使うときには使う…
どこかオレに似てるな、だから余計に気に食わねえ。
花宮「アンタも今帰ったのかよ」
今吉「そやで、海常や海常! なんや変な噂流れとったからなぁ…」
花宮「変な噂?」
見るからに何かありそうな言い振りだ…
今吉「あの姫さんを取り返すために誠凛が海常と手を組んだらしいで」
花宮「そうかよ。」
…オレには関係ないことだ。
まぁあの女がいなくなるのは面白くねぇな、ふはっ
久しぶりに会いに行ってみるか…
***
in#NAME1#の部屋
ノックもなしに#NAME1#の部屋に入るとコイツは驚いた顔をして振り向いた。
貴女「!!はっ花宮」
花宮「よぉ、久しぶりだなぁ王女様?ふはっ」
ん?顔が赤いな…そんなに男が部屋に入るのが嫌なのかよ…
貴女「っ! 出てってよ…どうせ何も用はないんでしょ?」
花宮「用ならあるぜ? この前は青峰に邪魔されたからなぁ…」
#NAME1#は椅子から立ち上がるとオレの方に向かってくる。
(なんだ?コイツなんでこんなフラフラしてんだ?)
そう思った拍子に#NAME1#はオレに倒れ込んだ。
花宮「!?おいっ!」
貴女「…っ」
ふと#NAME1#の頬に触れるとものすごく熱い。
どうやら顔が赤かったこともフラフラしていたことも高熱が原因だったようだ。
とりあえずオレは#NAME1#をベッドに寝かせた。