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【黒子のバスケ】 囚われ王女と獣の城 【裏夢R18】

第6章 選択


~黒子side続き~



黒子「……ん」



火神「起きたか黒子」



別れたはずの火神君の声を聴くとハッとして目を開けた。目の前には四肢を拘束された火神君がいて、自身も同じ状態で牢に入れられていた。



黒子「…火神君、すみません。」



火神「謝るな、オレも負けたんだ…たった一人にな。」



火神君の悔しそうな顔を見て、もうどうすることもできないと察した。



火神「軍事司令官と戦った、傷つけることすらできなかった…それにアイツ…オレ達が来ること知ってやがった!」



黒子「僕も最初からずっと見られているような気がしました。それで眠らされてこのザマです。僕たちは帝国を甘く見ていたようですね。」



おそらく門の前の兵も無事ではないことは確かだ。ここまで頑丈に拘束されていては牢を壊すこともできない。



火神「オレらどうなるんだ…」



今吉「そりゃ処刑かなんかやろ、自分ら反逆者やねんから。」



火神「んだよ、見張りいたのかよ。」



今吉「気づかへんかったん?4人もおったのに」ニコニコ



その場には黒い服を着た男が4人ほどいた。全員スパイか暗殺者であろう、その場には僕を襲った人と花宮がいる。



実渕「皇帝が会いたいって言ってるから迎えに来たのよ。」



高尾「おっと抵抗しよなんて思わないほうがいいぜ。ほら出ろ。」



足の拘束のみ外されその代わりに目隠しをされた。



in皇帝の部屋



歩いていた足を止められ腕の拘束に何か取り付けられているような感覚がした。目隠しは解かれていないから何をしているのかもわからない。頼れるのは音だけ、何やら大量の足音が聞こえ部屋に入ってきているんだろう。



足音が聞こえなくなると目隠しが外された。



黒子「っ!火神君!! くっ……」



花宮「あぁん、うっせえよ黙ってみてろ。」



そこには上半身裸の火神君が鎖で吊るされ4人の兵に囲まれている。



赤司「久しぶりだね、テツヤ。まさか誠凛にいるとは思わなかったよ」



黒子「……赤司君」



火神「…どういうことだ。」



赤司「なんだ、言ってなかったのか? テツヤは元帝国騎士だ。」



火神「なっ!!」



火神君の力強い声が部屋を響かせた。


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