【黒子のバスケ】 囚われ王女と獣の城 【裏夢R18】
第6章 選択
私は皇帝の部屋の前にいる。何やら話し声が聞こえるが緑間君はお構いなしに扉を開ける。
貴女「っ!!!火神君!黒子君!」
そこには捕えられた二人の姿。火神君は今にも殺されそうな状況だ。
赤司「話の途中だが仕方がない、大輝」
青峰「ん」
青峰君は剣を抜き火神君の前に立った。
赤司「#NAME1#、この者たちは誠凛の騎士だな。 お前を取り戻しに来たよ。たった数人でね、そして処刑される。僕に逆らった代償としてね」
貴女「待ちなさい!彼らをここに呼んだのは私よ…殺すのなら私を殺しなさい!」
火神君と黒子君の顔が青ざめた。それだけではない、青峰君と実渕さんも驚いた顔をしている。
赤司「ほう、お前が身代わりになると言いたいのか。フッどうしたものか」
黒子「待ってください!それなら僕が身代わりになります。たとえ元帝国騎士だったとはいえ、隠していた罪にはなります。
それに今は姫の…#NAME1#姫の騎士だ!#NAME1#姫のためならばこの命なんて惜しくない。」
そういった黒子君は花宮に押さえつけられ苦しそうにしながら私を見た。
貴女「それはダメよ!あなたに罪はないわ、私を殺しなさい。」
赤司「お前を殺す…なんていうわけがないだろう。 だが、そこまでの決心があるのならばそうだな…取引をしようか。」
貴女「取引…?」
赤司「テツヤと火神を殺す代わりにお前を無事城へ返すか、彼らを生かす代わりにお前がこの城の王女となるか。 選ばせてやろう」
最悪な選択だ。こんなもの私がどちらを選ぶかなんて全員がわかることだ。 それでもその選択をさせないように必死に訴える二人がいる。
火神「殺せっ!オレを殺せっ…」
黒子「姫!…言わないでください、その先は!」
貴女「…わかったわ、私が…帝国のものとなる。たとえ誠凛の者が助けに来たとしても…帰らないわ。その代わり彼らを殺さないで、そして誠凛王国には一切手出しはしないで。」
悔しさが声に出ていると自分でも分かった。皇帝はその声を聞き私の前へと歩いてきた。そして…
貴女「んんっ……!!」
唇を奪われ舌が入ってくる。シンとした空間の中でいやらしい水音だけが響いた
赤司「誓おう、ここにいる全員が証人だ。」
こうして幕は開いた。