【黒子のバスケ】 囚われ王女と獣の城 【裏夢R18】
第4章 帝国
花宮「へぇ…なるほどな」ニヤッ
花宮は無遠慮に私に近づいた。
脳裏にイヤな予感がよぎった。
花宮「お前、けっこういい女じゃねぇか。 ふーん……」
貴女「……何よ。」
花宮から一歩下がり睨んだ。 だが、私に近づくことをやめずあっさりと顎をとらえグイッと持ち上げた。
花宮「お前、赤司に反抗したって本当か?」
貴女「……だったら?」
私は憎しみを込めてほんの少し笑みをこぼした。赤司になら通用しないが花宮には押し勝てるような気がしたからだ。
花宮「フン、冷静だな。……だが所詮は女だ。」
ドサッ
貴女「ッ!!」
いきなり視界がぐらついた。一瞬の出来事に理解が追いつかず
押し倒されたということを認識するのに時間がかかった。覆い被さってきた体は予想以上に逞しくあっという間に四肢を封じられてしまった。 ついさっきまでの威勢が焦りに変わった。
花宮「ふはっ、オレに勝てるわけがねぇだろバァカ。 お前みたいな強い女には教えたくなるんだよ…所詮女は男に守られ従う生き物だとな。」
貴女「…最低ね。」
花宮「おいおい、そんな調子でやっていけるのかよ。ここには女に飢えた獣がうじゃうじゃいるんだぜ。まぁオレもそのうちの一人だがな、ふはっ」
花宮はそう笑うと私のワンピースのボタンに手をかけた。
貴女「な、なにを!!」
花宮「さぁてどこから喰ってやろうか、お前は顔も肉つきも丁度いい、報酬にはコイツを…あぁいや、報酬にしてはもったいないな。」黒笑
四肢を封じている力は強く抵抗することもままならないまま一つまた一つとボタンは外され肌を露出していく。
貴女「イヤっ放しなさいこの変態!」
花宮「ここまでやっといて放すかよバァカ」
(…殺してやりたい)
王女ということを忘れ私は殺すという忌々しい台詞を口にしようと…
?「その前に、テメェの首が飛ぶぞ。花宮」
貴女「!」
花宮の首に添えられた刃を視線で追うと黒い肌の青髪が花宮を睨んでいた。騎士の格好をしているが皇帝の部屋にはいなかった男だ。
(この男…)
私はその姿になんとなく火神君に似た何かを感じた。
花宮「…チッ青峰」
そうボソッと呟くと不機嫌な顔を私に見せ立ち上がった。