【黒子のバスケ】 囚われ王女と獣の城 【裏夢R18】
第4章 帝国
花宮「んだよ、冗談だっだてのに。」
青峰「そうは見えなかったぜ。」
花宮「んで、名の高い騎士を二人も連れてきてわざわざ姫さん見張りに来たのかよ。ふはっ、軍事司令官殿も忙しいことで。」
青峰と呼ばれた男の後ろには黄色い髪をした軽そうな男と背がすごく高い紫の髪の男が立っている。
青峰「赤司の命令だから仕方ねぇだろ…それより赤司がお前のこと呼んでたぜ。よかったなーたっぷり報酬がもらえるんじゃねぇのか花宮。」
花宮「チッ、せっかくいいところだったのになぁお姫サマ。じゃあな…ふはっ」
貴女「……」
花宮はまだ立ち上がっていない私を見下ろした後、部屋を去った
黄色の髪の男「大丈夫っスか、お姫様」ニコっ
貴女「え、えぇ…」
彼は私を起こし手を差し伸べてくれた。
青峰「おい黄瀬、その姫さんに遠慮なくベタベタ触んじゃねぇよ。」
黄瀬「えぇー!倒されてたのを起こしてあげただけじゃないスか!! 紫原っちもそう思うッスよね?」
紫原と呼ばれた男はうーんと言いながら私の手に触れた。
紫原「…君、美味しそうだね。」
貴女「は、はぁ?」
青峰「おい、言うこと聞きやがれ! ったく、アンタ大丈夫か?」
急にふられ驚いたがどうやら心配をしてくれているようだ…
貴女「……大丈夫…よ一応。」
青峰「そうか、オレは青峰大輝。軍事司令官だ、こっちの金髪が黄瀬涼太。んでこのでっかい奴は紫原敦、まぁテキトーに呼んでくれ。」
黄瀬「よろしくッス、」
紫原「んーよろしくー」
丁寧なあいさつを聞き花宮みたいな人ばかりではないことに少しだけ安心を覚えた。
青峰「あともう一人、メガネをかけたインテリ系で緑間ってやつがいる。ソイツとこいつら二人は上官だ、今日から姫さん守るのはオレたち4人だ。」
貴女「守るってどういうこと?私は攫われてきたのよ、監視の間違いじゃないの?」
青峰「監視は外の騎士だ。攫われてきたにしてもアンタはお客だからな、守れって命令が出た。だが命の保証はしてやるから安心しな。とりあえず今日はもう遅いから寝ろ」
そういうと黄瀬君と紫原君にアイコンタクトをとり部屋から出て行った。私は彼に言われたとおり休むことにした。