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【黒子のバスケ】 囚われ王女と獣の城 【裏夢R18】

第4章 帝国



貴女「貴方が…皇帝……」



皇帝「あぁ、赤司征十郎だ。お前が誠凛王女#NAME1#姫か…フッようこそキセキの帝国へ 歓迎するよ。」



思っていた以上に皇帝が若いことに驚いた。おそらく兄さんよりも年下だろう。



だが、彼の目を見た瞬間 なぜか手も足も動かない。金縛りにあったように目だけが右往左往していた。 声を出そうにも出てくるのは掠れた息だけ。



貴女「っ……っ……」



……怖かった。恐ろしくて恐ろしくてしかたなかった。



赤司「フッ、怖がることはない。僕は君を殺すつもりなどみじんもない。むしろ大切にしたいと思っている。」



彼は私の頬に触れてくる



赤司「やはり美しいな…誠凛王女がこれほどまでに美しいとは理解していなかった。」



貴女「…どうして……私をここへ…?」



その声は今にも消えそうな声で震えていた。



赤司「じきにわかるさ、だが分かったところでここから出ることはできないがな。君は僕に攫われたのだから」



何もできず連れてこられたことがひどく情けなくなった



貴女「たとえどんな理由があったとしても私は絶対に屈しない。私の信頼する人たちが貴方を撃ちに来るわ……」



(そう、私は誠凛王国の王女なのだからこんなところにいるわけにはいかないのよ。)



そう改めて決心すると怖さは無くなった。



赤司「フッ、たかが少数の誠凛の兵が帝国に勝てるとは思わないがな。どれほどの力があるのか楽しみにしておくよ。」



私の精一杯の反抗は軽く流されてしまった。



赤司「だが、一つだけ忠告しておこう…」



彼は私の顎を強く持ち上げ……



赤司「僕の命令は絶対だ」



すごい威圧感だ。足に力が入らない… 顎を持たれている力で立っているのがやっとだ。



貴女「…っ!」



だがそれでも精一杯にらみ、彼の指をガリッと噛んだ。



赤司「!」



貴女「貴方の思い通りにはさせないわ!貴方から絶対に逃げ出して見せるわ。」



赤司「…玲央、彼女を部屋に連れていけ」



実渕「…え、えぇ……」



急に振られた実渕さんは驚いたが私を連れて部屋を出た。



赤司「…フフッ まさか僕に牙を剥けるとは…… 面白い、ますます僕のモノにしたくなったよ……#NAME1#」妖笑


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