【黒子のバスケ】 囚われ王女と獣の城 【裏夢R18】
第16章 逆襲
灰崎「てめ、剣抜かねぇのかよ」
灰崎と呼ばれる男は赤司くんに手をとられ一旦距離を取る。
赤司「剣を抜くほどでもない」
灰崎「ちっ舐めやがって!ふざけんな!!」
そう言って短剣を持ち赤司くんに差し掛かる
思わず私は両手で目を塞いでしまった
灰崎「うあぁっ!!!」
ドスッという鈍い音が聞こえ、うっすら目を開けるとそこには赤司くんの下で這いつくばっている彼がいた。
赤司くんの剣は腰に刺さったまま。
(えっ、一撃…?)
あまりの強さ…いやそれよりも赤司くんの威圧感がすごかった。
前髪に隠れてよく見えなかったが背筋が凍るような目をしていたような気がした。
灰皿「ぐっ…くそっ」
赤司「#NAME1#を傷つけるものは何ぴとたりとも許さない、頭が高いぞ」
そういい捨てた後、灰崎と呼ばれる男は白目になり気絶した。
すると先ほどとは少し威圧感がなくなった赤司くんが私に目を向け近づく。
赤司「さあ、待たせたね、城へ帰ろう。」
貴女「でもっ黒子くんが…!」
そう、黒子くんは先ほどから後々現れた男の中間であろう人たちに囲まれ戦っている。
赤司「テツヤか…テツヤなら、」
黒子「姫っ僕は大丈夫です。後で応援も来ますし。それにこんな危ないところから赤司くんと早く避難してください。」
そういって黒子くんは何時もの優しい笑顔を向けた。
貴女「…そうね、黒子くんは強いものね。城で待っているわ、絶対私の元に帰ってくるのよ!」
黒子「姫……はい。」
そして少し心配だが黒子くんを残して私は赤司くんと帰還することとなった。
貴女「赤司くんの馬…」
赤司「そうだ、さあ乗って」
赤司くんは私を軽軽と抱え、馬へと乗せる。
その後赤司くんも私の後ろに乗った。
彼が紐を引くと白い馬は駆け出した。