【黒子のバスケ】 囚われ王女と獣の城 【裏夢R18】
第15章 悲恋
〜高尾side〜
ほんと真ちゃんには感謝するぜ、これでようやく何ヶ月かぶりに姫さんと一緒にいれるぜ…
それにまさか姫さんに手当てしてもらえるって、いてぇ思いしてよかったぜ。
高尾「なーに今更驚いてんの、こんな真夜中に1つ屋根の下ってことは姫さんもわかってることっしょ?オレも餓えた獣の1人だぜ?だからすぐに帰すわけねーだろ」
貴女「っ!ちょっと…」
あー困ってる困ってる、けどすげぇ楽しいんだよなぁ姫さん困らすの
高尾「しかもここには都合よくベッドが置かれてるしな〜やることは1つしかねーじゃん」
貴女「バカなこと言わないで!貴方怪我してるのよ…何考えてるのよ」
高尾「へぇ〜オレの心配してくれてんだ…自分が犯されそうになってんのに。」
いい子だな…この子ほんと。
高尾「じゃあオレが大丈夫って言えばヤらせてくれんの?」
貴女「そんなわけないでしょう!!」
高尾「じゃあさ〜ちょっとオレの気持ち聞いてくんね?」
はぁ、もういいか…そろそろ打ち明けてもいい頃だろ…
高尾「オレさ、図書室で会ったあん時から姫さんに惚れたんだぜ?」
貴女「…えっ!?」
姫さんは目を見開いてオレを見てる
高尾「あー言わなくても分かってるって、姫さんとオレとじゃ報われることなんてねぇってことはさ…」
この話を持ち出したのはオレなのに…なんでかすげぇ悔しい思いになった。
高尾「だからさ、最後にオレに抱かれてくんね?…これで最後にするからさ…頼むよ…」
貴女「……」
姫さんは史上最強に困った顔をしてる。こんなオレのためなんかにそんなに考えてくれる…どんどん離れ難くなってくんだよ。こんなんじゃオレは姫さんに飲み込まれていく。
だからこれで終わらせる…
オレが辛い思いをしないために…
貴女「貴方の気持ちは嬉しい…でも……」
あぁ…やっぱもうガマンできねぇ…
高尾「ごめんな…姫さんがどう言おうとオレの気持ちは変わんねぇんだ…」
そういってオレは姫さんを引っ張り寄せた。