【黒子のバスケ】 囚われ王女と獣の城 【裏夢R18】
第15章 悲恋
〜高尾side〜
ある日の真夜中…オレは仕事で1人の帝国騎士を見つけた。
高尾「えーっと?あぁ、コイツか」
帝国騎士団の裏切り者を始末しろという赤司の命に従い見張りを開始した。
裏切り者の騎士はキョロキョロと周りを見回し城の外部へと走り出した。
高尾「おいおい、オレから逃げられると思ってんのか?」
オレは走り出した騎士を追い木の上に登った。そして暗殺するための武器を持ち構えた。
高尾「へへっ今回の仕事は楽勝だぜ、じゃあな裏切り騎士さん。楽に逝かせてやるよ」
オレは用意した短剣を勢いよく騎士の背をめがけて投げた。
高尾「!?なにっ!!」
しかしその剣が騎士刺さることはなく地面に叩き落とされた。その拍子に騎士がオレの存在に気づいた。
騎士「くっ!まさか付けられていたとはな…だが悪いが死ぬのはお前だ。」
いつのまにか周囲が殺気に囲まれている。
高尾「…数は10…20…いやそれ以上か?」
なるほどコイツらが暗殺を阻止したってわけか…これはまずいんじゃね?
そう思った瞬間オレの目の前から短剣が何本も向かってくる。それを危機一髪で交わしたかと思ったが頬や腕、足を何度もかすり血が流れた。
高尾「くそっ…だが逃すわけにはいかねー!」
オレも負けずに毒が塗ってある短剣を周囲に投げつけ次々と敵は倒れていく。
…あれから1時間、オレは目的の裏切り騎士の殺害に成功しその仲間も全員倒すことに成功した。
高尾「…はぁ…っ…」
オレも身体中に傷を作られ血まみれの中、木にもたれかかった。
高尾「とりあえず…帰んねーとな…」
少し休憩した後、オレは木を頼りに少しずつ歩き城にもどった。