【黒子のバスケ】 囚われ王女と獣の城 【裏夢R18】
第15章 悲恋
〜笠松side〜
in誠凛王国
帝国に攻め入ることを決断したあの日からしばらく経った頃、俺たちに思いがけない情報が入り、誠凛王国を訪れていた。
日向「おい!どうした笠松!そんなに急いでるってことは何かあったのか?」
笠松「何かあったどころじゃねぇ!帝国の皇帝から帝国に赴けっていう手紙が届いた。」
日向「!?なにっ!!どういうことだ…まさか!#NAME1#が帰ってくるのか!!」
日向は急に立ち上がり驚いた顔をして俺を見ている。
笠松「落ち着け、あの皇帝のことだ…罠かもしれない。それに内容は俺1人で来いとのことだ。」
日向「危険だ!頼む!俺を連れていってくれ…もしかしたら#NAME1#を取り戻せるかもしれない!」
笠松「俺だってそうしてやりたいが…もしもお前を連れて行って#NAME1#に何かあったらどうするつもりだ…」
日向には悪いが皇帝を甘くみてはダメだ。
俺を呼んでいるってことは帝国に攻めるという情報が漏れた可能性が非常に高い。
日向「…クソっ!」
笠松「なぁ日向、俺は行こうと思うんだ。」
日向「だが!この誘いは罠かもしれねーんだぞ!!」
笠松「だからこそだ…俺だってできれば帝国なんて相手にしたくねーが状況が状況だ。俺が説得をして#NAME1#が帰ってくればそれが一番いい選択だ。それに話すことで相手の弱点がわかるかもしれないしな…」
正直これは賭けだ。せっかく皇帝が自らの国に迎え入れてくれることを罠ととるか吉ととるか…俺ならば吉ととる。
日向「……わかったよ、そんかわり…絶対帰って来いよ…お前だけは必ず」
笠松「あぁ、待っててくれ。」
約束の日まではあとわずか…俺はもしもの時のために残された時間を鍛錬のために使った。