【黒子のバスケ】 囚われ王女と獣の城 【裏夢R18】
第14章 証明
貴女「ん……」
何やら圧迫感を感じ私は目を覚ました。
貴女「わっ!!」
赤司「うっ…」
すると目の前には私を抱きしめている赤司くんがいた。それに驚き私は赤司くんの胸を強く押し離れてしまった。
(…しまった……)
赤司「#NAME1#…?」
貴女「ごっごめんなさい! その…驚いてしまって……」
赤司「フッ、いいよ。いつのまにか抱きしめてしまっていたようだな…」
そういうと赤司くんは再び私のそばに寄った。
赤司「やはりお前のそばにいると体が軽くなる」
赤司くんの声はさっきとは違い優しさを帯びている…とそんな気がした。
赤司「安心しろ。お前が嫌がることは今はしない…だが、抱きしめてもいいか?」
貴女「えっ…どうしてそんなことを…聞くの?」
赤司「それは俺がお前を好いているからだ」
(…俺?)
さっきまでの強引な赤司くんとはまるで別人と言っていいほど威圧感がない。そんなことを思っていると赤司くんに優しく抱きしめられた。
貴女「貴方は…誰?」
どうしてこんな質問をしてしまったのだろう…しかし確かめたかったのだ…目の前の人が本当に赤司くんなのかを。
赤司「フッ…赤司征十郎に決まっているだろう?」
貴女「そ、そうよね…ごめんなさい変なこと聞いて…」
赤司「いや、俺はどんなことだろうが#NAME1#の声をきけるだけで嬉しいよ。」
甘い言葉をかけてくる赤司くんに私は頬を赤く染めた。
赤司「できればもう少しこうしていたいがもう夜も遅い…残念だが諦めるよ。」
そういうと彼は私から離れようとした。
貴女「待って…もう少し……だけ…そばにいて?」
赤司「えっ」
自分でもおかしいと思った、だが不意の優しさについ甘えを見せてしまった。
赤司「フッ…そんな可愛いことを言われると俺はどうかなってしまいそうだ…」
貴女「ん……」
赤司くんの体温を感じ私の意識はだんだんと薄れていく…
赤司「おやすみ…#NAME1#……」
私は赤司くんに抱かれ温かい夜を迎えた。