• テキストサイズ

キミとボク【気象系BL】

第98章 夢日和



「辛くなったら言えよ」

おいらの言葉に翔くんが頷く。

顔を近づけてキスを求めてきて、おいらもそれにこたえた。

ねっとりと重なる唇。

繋がったままするキスは体勢がきついけど、上も下も離れたくはなかった。

おいらは抱き抱えるように翔くんを引き上げて、対面にさせた。

途中、抜けかかることが何度かあった時

「ダメっ。抜けちゃうっ」

って手足を使って必死においらにしがみつく翔くんがめちゃめちゃめちゃ可愛いくて。

イッたばかりで脱力してたのに…

抜けないようにってさ、その力が強くて…

気持ちが伝わってきて嬉しかった。




ポジションが落ち着くと、下はより深く繋がり、おいらの太腿には翔くんの重みを感じる。

「さ、と…」

少し上の位置からおいらを見下ろす翔くんをぎゅっと抱きしめた。

腰を動かすと

「あっあっあっ」

って翔くんが感じてる声が…耳にかかる息が…

おいらを興奮させた。



ジュニアで入ってきた時、細くて小柄だった翔くん。

“豆”だの“米”だの言われてた翔くん。

その翔くんにさ、おいら…今ね、包まれてんの。

大きな胸と逞しい腕と…ナカと…

あと…あったかい心にね。

「さ、さとしく…好きっ」

「おいらも…しょ、く…っ好き…っ」




翔くんのナカでおいらのが弾けた。






/ 1027ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp