• テキストサイズ

キミとボク【気象系BL】

第93章 またこの場所で


Sサイド

智くんに揺さぶられながら中心を扱かれる。

密着している部分だけじゃなくて、眉を寄せ細めてる目とか半開きな口とか…
紅潮している頬や汗ばむ体とか…
絶妙なピストンのタイミングとか智くんの甘い声とか…

そのどれもが僕をキモチよくさせてくれていて。

“愛してもいいですか”

あの言葉が全身から伝わっていた。



「しょ、く…」

「うん、一緒に…イこ」



それから一気にのぼりつめて…

2人ともほぼ同時に白濁を放った。



怠い体を智くんが抱えてくれ、浴室で体に付いた白濁を洗い流す。

「俺が翔くんのナカに出しちゃったから」

そう言って智くんが僕の後ろに指を入れて、さっき放った白濁をかき出してくれた。

かなり恥ずかしかったけど、智くんが何だか嬉しそうで。

可愛いなって思った。



シャワーの後、智くんはシーツを取り替える為に部屋へ行った。

僕はその間、ソファーに寄り掛かりながら痛む腰をさすっていた。

「翔くん。明日日曜日だしさ。今日…泊まっていかない?」

戻ってきた智くんが、僕の横に腰かける。

「えっ…あのっ、2回戦目は無理だけどっ」

「あはは。もう、翔くんは…」

智くんが僕を引き寄せて包むように抱きしめ、片手で腰をゆっくりさすってくれた。

あったかい…。

僕も智くんの腰に手を回した。

「体、つらいでしょ」

正直なところ、かなり腰が痛む。

「うん…連絡してみるね」

母親に連絡をとると、今日はおじいさんとの思い出に智くんと浸りなさいねって言ってくれた。

…ありがとう、そしてごめんなさい。




「おじいさんの親友さん…今どうしてるんだろうね」

「うーん…案外近くにいるのかもな。あっ、あの似顔絵のことじゃねぇぞ」

「ははっ。そんなことわかってるよぉ」



不思議なんだけど…

智くんがそう言うなら、本当に近くにいるんじゃないかって思えるんだ。







/ 1027ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp