• テキストサイズ

キミとボク【気象系BL】

第16章 眠りのキミ



大学卒業後、就職して1年が経とうとしている。

朝の通勤ラッシュにもやっと慣れてきた。

毎日同じ時間の同じ車両。

あ、いたいた。

俺がつり革を掴んでいる所から少し離れた席で、毎日熟睡…爆睡しているあの人。

スーツなのになぜかいつもキャップを深めに被っているから、顔は見たことがない。

スーツにキャップ…どんな人なんだろうと気になりだしてから半年。

今日こそは素顔が見れるかもしれない…と期待しながら電車に乗り込むのが日課になっている。



俺が降りる駅は多くの人が降りる。

自然と人の流れにあうから、あの人がどの駅で降りるのかは見たことがない。

ちゃんと起きれてるのかな…。






/ 1027ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp