第90章 My Angel
櫻井さんの上半身に唇と手を這わせる。
さっきも感じたけど、櫻井さんの綺麗な肌と厚い胸板の触り心地が気持ちいい。
「あっ…ん…」
時々櫻井さんの体がビクンと跳ねる。
感じてくれてるんですね…
嬉しいのと同時に下半身にズクンときた。
「ねぇ、大野」
「はい」
「俺も…してみたい」
「えっ、何を…あっ」
返事をしている間に、ゴロンと体が回った。
「もうっ、さくらっ…い、さん…」
抗議しようと櫻井さんの顔を見上げたら、僕を見下ろす表情に胸がバクバクして…
「カッコいい…」
呟かずにはいられなかった。
ニヤリとした櫻井さんが、僕の上半身に唇と手を這わせていく。
「あぁっ」
「気持ちいいの?」
「はいっ…」
荒っぽいわけじゃくて、どちらかといえば表面だけサワサワとするような触れ方にゾクゾクっとする。
「コレが…大野のコレが…俺のナカに…」
「あっ、ちょ、ちょっと、櫻井さんってば…」
胸から下腹部に舌を移動させた櫻井さんの手が、天を向いている僕の中心を握った。
「おっきいね、大野のコレ…」
「いや、あの…はい」
まぁ…結構大きさには自信があったけど、櫻井さんに言われると嬉しいような恥ずかしいような。
「食べられる前に…いただきます」
「うぉっ」
櫻井さんが、握っていた僕の中心をパクっと咥えた。