• テキストサイズ

キミとボク【気象系BL】

第15章 もしも気づいてくれたなら



俺の高校生活もあと3日で終わる。

勉強に部活に友達にも恵まれて充実した毎日だった。

でも…心残りが1つあるんだ。





「あれ?櫻井、何してんだ?そんなとこに突っ立って。」

ん?と首を傾けるこの人…大野先生に会いに来た。

「あの…センセ。今お時間ありますか?」

「あぁ。大丈夫だよ。あ、中に入るか?」

「はい…いいんですか?」

「どうぞ~。」





誰もいない美術室には、西陽がさしている。

窓辺に向かいながら、春はもうすぐだな~って言っている先生の横顔がとても綺麗で。

ずっと見ていたいな…って思う。

…卒業したらもう叶わなくなるけど…。






/ 1027ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp