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キミとボク【気象系BL】

第82章 Dear Snow



俺が今度、家庭教師をすることになった
『櫻井翔くん』は…
初恋の人と同姓同名でした。




『櫻井翔』

その名前を聞いた時、ビクンと胸が跳ねた。

高校生だというその子は、年齢だって俺と10歳離れている。

初恋の…同い年だった『櫻井翔くん』とは全くの別人であることもわかっているつもり。

俺の初恋である翔くんは父親の海外転勤に伴い急に日本を離れてしまったから、ちゃんとサヨナラをいうことができなかった。

いや、気持ちさえ伝えられないままだった。

あれから10年経っても、俺の心にはまだ翔くんがいる。

そして。

新たに出会う『櫻井翔くん』は、あの時の俺たちと同年代の男の子。

それが余計に俺の胸をざわつかせているのかもしれない。





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