第78章 夢の続き
「櫻井さん、お風呂温めてあります。着替えも俺のでよければ用意しておきます…ちょっと小さいかもしれないけど」
そう言いながら、大野が浴室まで連れていってくれた。
「ゆっくり入ってきてください」
大野がその場から離れようとする。
「ま、待って。行っちゃダメ」
俺は咄嗟に声をかけた。
「お風呂一緒に…」
「まぁ、2人で入れないこともないですけど…」
「だったら一緒に入って」
「んふふ。はい、わかりました」
大野が服を脱ぎ始め、俺も自分の服を脱ぎ始めた。
「シャワー出しておきますね」
俺の横を通りすぎた大野の後ろ姿を見て、ドキッとした。
抱きしめあった時にも感じてはいたけれど、程よく筋肉のついた綺麗な体。
男の俺でも見惚れてしまうその体に触れたい…
そんな風に思う俺はおかしいのだろうか。
湯気がたちこむ浴室。
シャワーを浴びている大野がやけに色っぽい。
その姿に見とれながら近づくと、俺に気づいた大野が固まってしまった。
「大野?」
「あ、えっと…櫻井さんはどんな姿でも魅力的ですね」
恥ずかしそうに言う様子で気づいた…
俺の中心が天を向いていることに。
「ご、ごめん。こんなもの見せて」
慌てて隠そうとする俺の手を大野が制する。
「いいんです。もっと見せて…触れさせて…」
俺を抱きしめた大野が、あの低い声で囁いた。
大野のソコもムクムクと完勃ちし、お互いの猛った中心が下腹部にあたっている。
ジワッと熱くなる体。
「俺も大野に触れたいと思ってた…」
俺は大野の首に手を回し、自ら唇を重ねていった。