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キミとボク【気象系BL】

第72章 実りの秋



部屋風呂は思っていたより広く、浴槽は大人の男2人で入っても十分な大きさだった。

「自分でできるからっ」

翔くんはそう言っだけど、

「いいから…やってあげる…」

壁に手をつかせ、お尻を突き出すように促した。

「やだぁ…恥ずかしいよぉ…」

首を回して俺に訴えてくる表情がもう、可愛くてたまらない。

お尻に入れてた力が緩んだせいか、翔くんの足にツーッと白濁がつたってきた。

「ちょっと指を入れるね」

滑りがあるから、スムーズに入っていく。

シャワー音でだいぶ消されてはいるけど、ナカに放ったものをかき出すたびに、

「んんっ」「あぁん」「はぅ、ん」

なんて、翔くんが声を出してるのが微かに聞こえてくるから…俺のが勃っちまった。

俺は翔くんが背中を向けてるのをいいことに、天を向いている自分の中心を扱いた。

「んっはぁ…」

「さと、く…まさか…」

俺の息づかいで、気づかれちゃったけど。

間もなくして、白濁が排水溝に流れていった。




俺たちは向かい合って浴槽に浸かった。

チャポン…チャポン…

「智くん、気持ちいいね」

「んふふ。翔くん、色々ありがとね」

「うん…智くんと来れて良かった」

「意外と大胆な翔くんを知ったし…収穫あったなぁ」

「さ、智くんっ」

「2人の愛も深まったし」

「そ、そうだけど…智くんも意外とそういうこと言うんだね…びっくりした…」

「そう?翔くんにしか言わないけどね。来年は…2周年のお祝いはさ、釣りにでも行く?」

「釣り?行きたい、一緒に行きたい!」

「じゃあ、ここから近いところで…」

「ここから近いとこ?」

「釣りの後、ここにまた泊まろうか。部屋風呂付きの角部屋。もちろん、そういうの想定して…ねっ?」

俺がそう言うと、

「あっ…」

翔くんが紅葉みたいに真っ赤になった。





END


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