• テキストサイズ

キミとボク【気象系BL】

第11章 love trip



もうすぐバレンタインデー…。

しょーくんは俺には何も言わないけど、本当はチョコが欲しいみたいだよ…って相葉ちゃんが教えてくれた。

自分から「欲しい」なんて言ったら、強制的にならないかどうか気にしてたって。

ふふっ、しょーくんらしいな。


俺の中では、バレンタインチョコ=告白ってイメージが強くある。

しょーくんは俺の恋人だし、もちろん告白だってすんでるから、チョコはあげなくても…って思ってた。

だけど、もししょーくんが俺からのチョコが欲しいって思ってるんだったら…。



「リーダー、持ってきたよ~!」

「ありがとね。」

バレンタインチョコなんて買いに行ったら目立っちゃうよな…って相葉ちゃんに話したら、通販でも買えるよってチラシを持ってきてくれた。

「色々あるんだなぁ。」

「でしょ。すごいよね~。」

「あっ、これいいんじゃね?」

「これ?」

「ハートのチョコが5粒入ってて“もし赤いチョコが入ってたら二人の愛が深まる”…だって。」

「ひゃひゃっ。翔ちゃんさ、こういうの買い占めそうだよね~。」

「うん。やりそう、ふふっ。」

「これがいいなら注文するよ?赤いチョコが入ってますようにって願ってさ。」

「ありがとう。相葉ちゃん。」

「なんてったって、ミラクル相葉ちゃんだからね!」



その3日後…バレンタインデー前日の朝にそれは届いた。




/ 1027ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp