第60章 きみに…きめた。
脱力してハァハァと息を整える俺を、翔くんは優しく抱きしめてくれた。
キモチ良かったよ、翔くん。
だけど、翔くんの中心は天を向いたままで…。
翔くんのソコも辛いはずだよね。
「俺だけキモチ良くなってごめんね。」
「そんなことないよ。大好きな智くんのあんな顔やこんな顔が見れて、あんなところやこんなところを触って舐め回して…。」
「もぅっ、ばかっ…。ふふっ。」
「だって…俺だけの…だから…。」
翔くんが切な気な表情をした。
もっと自信をもっていいのに…。
「俺がね、こんな風に身も心もさらけ出すのは翔くんにだけだよ。」
俺がそう言うと、頬を染めながら頷く翔くん。
「翔くん、続き…しよ。」
俺は自分の膝の裏に手を入れて、脚を大きく開いた。
「ちょっ、しゃとしくんっ!」
「も〜っ、翔くん!」
「は、はいっ!」
「ふふふっ。あ〜、もう大好きっ。だから…早く…。」
「う、うん。わかった。」
翔くんは俺が開いた膝を掴み、再び脚の間に体を入れ直した。
慌てると噛んじゃうとことか…可愛いんだよなぁ。
そんなことを思いながら翔くんを見る。
ドキッ。
上目遣いで俺を見ている翔くんが、さっきとはうって変わり、男の…色気いっぱいの表情をしていた。
「智くん?」
「翔くん、その顔…見せるのは俺だけにして。」
「あはっ。智くんにしか見せないよ。」
ニヤッとした翔くんだけど、すぐに真顔になった。
「智くん…いい?」
「うん。いいよ…。」
翔くんは赤い舌を出して、俺の後ろの蕾をペロペロ舐め始めた。