第45章 母の日*2017
「父さんは、母さんのことが大好きだ。」
「はいはい、母さんもですよ。お父さん。」
「いや…あの…。」
「んっ?」
「嵐のお父さんこと大野智は…嵐のお母さんこと櫻井翔のことが大好きです。」
「えっ…?智くん…?」
「マジでなんだ。」
「う…そ…ホントに…?」
翔くんは大きな目を更に見開いて、手で口を覆った。
おいらは翔くんを抱きしめた。
翔くんの身体が小刻みに震えている。
「好きなんだ…。」
「おっ、俺も…ずっと好き、だった…。」
「マジで…?」
「うん。」
翔くんの目尻に涙がたまっている。
「いつもありがとね…母さん。」
「うん。ありがと…お父さん。」
おいらは翔くんのほっぺたにキスをした。
真っ赤になる翔くん。
「母さん、続きは…ウチでしよっか。」
耳元で囁いた。
「はっ、は…い…。」
「じゃ、行こっか。」
「はい…。」
照れてる翔くんが可愛すぎて…
「あっ…ふぅ…ん…っ。」
ドアを開ける間際に翔くんをドアに押しつけて、ぷっくりした唇にキスをした。
「お父さん…結構強引なんですね…。」
「イヤか?」
「ううん。ドキドキしちゃった。」
ウチの母さんは、世界一…いや宇宙一美人で可愛いんだ。
「おいら、家まで我慢できるかな…。なんならここで…。」
「やっ…ダメ。おウチでじっくり愛して…。」
「早く帰ろう。」
END