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キミとボク【気象系BL】

第45章 母の日*2017



2017年5月14日(日)。

今日は『母の日』だ。

母ちゃん、いつもありがとう。



だけど。

おいらは…アイツにも伝えたいんだ。

嵐のね…嵐の中でお母さんといえば「翔くん」。

嵐の中のお父さんとして…おいらは翔くんにも感謝したい。

いつも感謝はしてるよ。

でもね。

やっぱり特別な日だから…。



でも…でも…。

まだ翔くんにはおいらの気持ちは伝えていない。

今日は思いきって、話そうと決めたんだ。




運よく、楽屋で翔くんと二人きり。

読んでいた新聞をカバンにしまう翔くん。

この後は仕事は入ってなかったはず。

もう帰っちゃうのかな…。

「あっあの…。」

「ん?何、智くん。」

「かっ…かっ…かぁ…。」

「かぁ…?」

「かっ、かあ…さん…。」

よし、言えたぞ。

「かあ…さん?」

「そっ、そう。かあさん。おいら…とうさん。」

「かあさん…とうさん…。あっ、母さんと父さん?」

「さすが翔くん。やっぱり嵐のお母さんだ。」

「えっ…?おっ、俺?あぁ…そういうことね。」

「うん。それでね…母さん。」

「なぁに?お父さん?」

翔くんは、ふふって優しく微笑んだ。






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